好きだから。

嫌な予感がして、そろーりと振り返る私。


予想通り、女子たちがクスクスと、いじわるそうな笑みを浮か
べて、笑っていた。


「桜庭ばかり頼んで申し訳ないんだが、やってくれるか?」


「わ、わかりました、やります」


「じゃ、代理は桜庭に決定だな。みんな感謝しろよ~」


周囲からパチパチと拍手されて、喜んでいいのか複雑な
気持ちになった。


でも、決められたからには、ちゃんとやろう!


心の中で、気合を入れる私。


けど、これが波乱の幕開けだということに、私は気が付かなかった。