好きだから。

姉のことを褒められて、私はとても嬉しかった。


強引にキスしてきたり、理解不能なことを言って
くる珠雨くんを警戒してたけど。


根はいい性格の人なのかもしれない。


思ったより珠雨くんとのお喋りが楽しくて、気が付けば、
あっという間に学校に着いていた。


私と珠雨くんはそれぞれの席に座る。


チャイムと共に、担任の男の先生、小森先生が入って来た。


けど、なんだかいつもより浮かない表情の小森先生。


HRが始まってすぐ、先生が眉間にシワを寄せながら言う。


「実は、学級委員長の山田が、先日、交通事故にあった」


一気にざわつく教室。


私も内心、凄くビックリした。


「命に別状はないらしいが、足を骨折して最低2ヵ月は入院
するそうだ」