好きだから。

「えっと、それってどういう意味、なんですか……?」


私の体の体温が、徐々に高くなる。


「好きなんだよ、一目惚れしてから、ずっと寧音のことが」


聞いた途端、ブワッと全身の熱がはじけ飛び、
顔が真っ赤になる私。


私は思わず、ガタッと椅子から立ち上がる。


「い、意味がわかりませんっ」


目を丸くして、きょとんと態度に表す珠雨くん。


「意味がわからない? 2回もキスしたのに?」


“キス”という単語が出て、心臓が高鳴る。


今のキスは完全に不意打ちだった。


もっと私がしっかりしていれば、防げた筈なのに。


「キ、キスは普通、好きな人同士がやるものだと思いますっ」