好きだから。

「一緒に帰ろうと思って、外で待ってたのにお前、
全然来ねぇんだもん」


「へ……!? 私を待ってたって、どうして?」


珠雨くんは、質問に答えず、椅子を持ってきて私の
真正面に座る。


「俺もやる、2人でやった方が早いだろ」


「手伝ってくれるの? ありがとう!」


お礼を言うと、なぜか珠雨くんは頬をサッと赤く染めた。


ん? 珠雨くん、どうしたんだろう?


すると、珠雨くんの顔がゆっくりと近づいてきて。


え、え?


ちゅっ。


甘いリップ音が教室に響く。


珠雨くんは、熱のこもった熱い視線を向ける。


私の心臓が、どくん、と高鳴った。


「運命の相手は寧音しかいない、お前の全部、もらってもいいか?」


「………へっ?」


予想外過ぎる言葉に思わず、自分の耳を疑った。