好きだから。

黒板には、白いチョークで、座席と場所を示す番号が
書かれていていた。


24番……、24番。


私は黒板を見て、ゆっくり歩きながら、自分の新しい席を探す。


━━って、え、えぇっ!!?


私が当たったのは、一番前列のど真ん中。


黒板と先生の顔がよく見える場所で、絶対昼寝なんか
できない場所。


みんなが嫌がる席ナンバー1の場所だ。


でも、よくよく考えると、私は授業中に眠くはならないタイプ
なので、別に問題無いと考えよう。


私がちょこんと新しい席につくと━━。


ガタッ。


椅子を引く音がして思わず、右を向く。


ししし、珠雨くん!!?


右隣りには、なんと珠雨くんが座った。


珠雨くんは、私を一度たりとも見ずに、机につっぷして
寝てしまう。


すると、今度は。


「あれっ、桜庭さん隣なんだね! よろしく!!」


突如、明るい声が降ってきて、私は顔を上げる。


声の主は天真くんで、学校で有名なイケメン双子の珠雨くんの弟くんだ。