俺たちの青春の半分は恋でできている ~信じてますか? 運命の恋~

「で、目標タイムは達成できたの?」


 奇跡的にみんなの予定が合った夏休み終了間近のとある日の午後、四人で初モック中。

 何気ない感じで秋山が俺に質問する。


「いやいや普通にムリだって! できてたら今頃インハイ出てるっつーの」

「え、じゃあどうすんの?」

「そりゃあ……できるまでがんばり続けるしかないよな」

 夏目の問いに答えつつ、思わず大きなため息が出る。


 ほんと、あんな約束、しなければよかった。

 なんでしちゃったんだよ、ったく。


「それじゃあ、二人は現状付き合ってはいないということか」

「まあ、付き合ってはない、はず」


 で、合ってるよな?


「は? 『はず』ってなんだよ、『はず』って。結構いい感じってこと?」

「たまに部活中に二人を見かけるんだけど、前より距離感近いよね?」

「まあ、な。毎晩通話してるし、秋んなったら一応遊園地でも行くかって話くらいは――」

「それで付き合ってないはないわー」

 夏目が大げさな身振りで首を左右に振る。