***
「冬島から聞いたよー。デートコーデの相談だっけ?」
期末テスト終了後の日曜日、学校近くのショッピングモールで春田と待ち合わせ。
もちろん望愛も一緒だ。
というか、春田が用があるのは望愛であって、本来俺がいる必要はないのだが。
……まあ、春田の本命が他にいるとわかってはいても、男と二人きりで――元カノという関係ではあるが――出かけさせたくないという、言ってみれば俺のエゴだ。
「って言っても、そもそも付き合える確率も超低いんだけどな。でも、いざってときに、絶対失敗したくなくてさ」
そう言いながら、へへっと恥ずかしそうに春田が笑う。
「いいじゃん、そういうの。一番楽しいときだよねー。あ、そうだ。あたしたちのことは、冬島から聞いてるよね?」
「ああ……なんかごめんな」
春田が申し訳なさそうに頬をかく。
「全然いいってー。あたしも気分転換したいと思ってたとこだし。スイーツ食べ放題に連れてってくれるっていう報酬さえもらえれば、全然おっけーだよー」
「大丈夫だ。約束はちゃんと守る」
『おいっ、そんな話聞いてないんだけど⁉』
春田が俺の耳元で言う。
『大丈夫だ。金は俺が払う。心配するな』
『いや、そうじゃなくて……俺が頼んだんだから、冬島が出すのはおかしいだろ』
『なら半分頼む』
『いやだから俺が全部出すって』
『俺が勝手に決めたことだから。春田は気にするな』
「冬島から聞いたよー。デートコーデの相談だっけ?」
期末テスト終了後の日曜日、学校近くのショッピングモールで春田と待ち合わせ。
もちろん望愛も一緒だ。
というか、春田が用があるのは望愛であって、本来俺がいる必要はないのだが。
……まあ、春田の本命が他にいるとわかってはいても、男と二人きりで――元カノという関係ではあるが――出かけさせたくないという、言ってみれば俺のエゴだ。
「って言っても、そもそも付き合える確率も超低いんだけどな。でも、いざってときに、絶対失敗したくなくてさ」
そう言いながら、へへっと恥ずかしそうに春田が笑う。
「いいじゃん、そういうの。一番楽しいときだよねー。あ、そうだ。あたしたちのことは、冬島から聞いてるよね?」
「ああ……なんかごめんな」
春田が申し訳なさそうに頬をかく。
「全然いいってー。あたしも気分転換したいと思ってたとこだし。スイーツ食べ放題に連れてってくれるっていう報酬さえもらえれば、全然おっけーだよー」
「大丈夫だ。約束はちゃんと守る」
『おいっ、そんな話聞いてないんだけど⁉』
春田が俺の耳元で言う。
『大丈夫だ。金は俺が払う。心配するな』
『いや、そうじゃなくて……俺が頼んだんだから、冬島が出すのはおかしいだろ』
『なら半分頼む』
『いやだから俺が全部出すって』
『俺が勝手に決めたことだから。春田は気にするな』



