俺たちの青春の半分は恋でできている ~信じてますか? 運命の恋~

 それからの俺は、今まで以上に一心不乱に練習に没頭した。


 今回俺が出るのは、100mと200mの二種目。

 栞奈に有無を言わせないためには、二種目とも優勝を狙う。

 絶対だ。


「調子あがってんな、桜輔」

「へへっ、だろ?」


 今までで一番調子がいいのは事実だ。

 このまま行けば、ひょっとしたら県総体で初めて決勝が狙えるかもしれない。


 それじゃあ全然ダメなんだけどな。

 優勝を狙うには、あと一歩足りない。


 くそっ。


 学校の往復は、目標にしている陸上選手の動画を見てイメトレ。

 そして朝練はもちろん、昼練、正規練、居残り練、全部をマックスでこなす日々が続く。


 はぁ~。さすがに筋肉疲労が溜まってきているみたいだ。

 パンパンッと太ももを叩いて喝を入れる。

 もうちょっとがんばってくれよ、相棒。