俺たちの青春の半分は恋でできている ~信じてますか? 運命の恋~

「そういや夏目は最近どうなんだよ」

 結局あのお土産は渡せなかったって話だし、進展しているとは思えな――。


「なんつーか、付き合う約束を改めてしたって感じ?」

 そう言う夏目の顔が、明らかににやけている。


「はあ⁉ なんだよそれ」

 って、進展してんのかよ!

 しかも付き合う約束ってなんだよ。

 そんなのあんのかよ。


「『改めて』ってことは、前にも約束をしてたってこと?」

「ははっ。なかなか鋭いな、秋山。まあ、今回は前よりかガチ目な感じの約束をしたっつーこと」

「そんな回りくどいことをする必要があるのか?」

 冬島のもっともな問いに、「普通そう思うよな」と夏目が応じる。


「けど、オレが大学入るのを待つんだってさ。そんなこと言われたら、そりゃあがんばるしかねーよな」

「そっか。そういえば、夏目の好きな人って年上だっけ?」

「そ。今大学二年生」

「ふうん。じゃあ、大学入ったら一緒にキャンパスライフを楽しむってわけだ」

「といっても、一緒に通えんのは一年だけなんだけどな」

「……夏目が浪人したら、卒業しちゃうってことか」

 俺がぼそりとつぶやくと、「そこ!!」と言って夏目が俺をビシッと指さす。


「怖くてあえて考えないようにしてることを言葉にしない!!」

「ははっ、悪い悪い」

 俺が笑いながら謝罪すると、夏目がすっと真面目な顔をする。