俺たちの青春の半分は恋でできている ~信じてますか? 運命の恋~

「だからさ、ちゃんと待ってるよ。海斗が大学に入るまで」

 咲希がオレの顔を真正面からじっと見つめてくる。


「……わかった」


 こんなの、そう答えるしかねえじゃん。


 ほんとは「そんなの待てねえよ!」って駄々をこねたいとこだけどさ。

 そんなことしたって、咲希を困らせるだけだってわかってるし。


 オレだって、もう小学生のガキじゃないんだからな。


「よしよし、いい子いい子」

 ふふっと笑いながら背伸びして咲希がオレの頭をなでてくる。


「だからっ! そういうのやめろって言ってんだろ⁉」

 咲希の手を払いのけると、距離を取る。


「だって、昔から素直でいい子だなーってずっと思ってるから。海斗のこと」

「学校行きたくないってぐずっててもかよ」

「そうだよ。そういう気持ち、ちゃんと言えるの、えらいよ」

「なんだよ、それ……。オレだって、咲希の気持ちならなんだって受け止めるっつーの。だからさ、ちゃんとオレに言ってよ。三宅とか、他のヤツじゃなくてさ」