俺たちの青春の半分は恋でできている ~信じてますか? 運命の恋~

 ほら、そうやって三宅さんのことを話題にしただけでデレデレしてさ。

 どう考えたってアイツのことが好きだろ、これ。

 三宅さんの気持ちが他に向いてたとしても、咲希の気持ちがオレに向いてなきゃ意味がないんだよ。


 咲希が真っ赤になった顔をうつむかせると、ゆっくりと口を開く。


「たとえばね……海斗が大学生になったらって言っちゃったこと、後悔してる……とか。最近どんどんカッコよくなってきて、直視できない……とか」

 よく見ると、咲希が耳まで真っ赤になっている。


「……え」

 オレが戸惑いの声を出すと、咲希がぱっと顔を上げる。


「だからっ! わたしの方が好きすぎてツライんだってば!」

「いやいやいやいや、そんなのぜってーオレの方だし」

「ううん、絶対わたしだし」

「じゃあ、もう付き合っちゃう?」

 オレが勢いに任せてそう言うと、咲希がぐっと言葉を詰まらせる。


「……それは……歳の差的にちょっと……」

「なに言ってんの。三つしか違わないじゃん」

 咲希がゆっくりと首を左右に振る。


「それでも。……わたしはもう大人だから」

「なんだよ、それ」


 好き同士なのに?

 なんでダメなんだよ。


 思わずぐしゃっと顔を歪める。