やがて、その姿は⼈の流れの中に溶けていく。 ――また飲もう。 ――いつでも連絡して。 その⾔葉が、胸の奥で静かに反芻される。 響華は軽く息を吐き、⾃分の路線の改札へと向かう。 深夜の駅構内には、まだ夜の余韻が残っていた。