カーテンコールはまだ鳴らない。


「えー、俺は普通だろ!」

「普通の男⼦はそんな無駄に騒ぎません〜。」

⼆⼈の笑い声が⼩さな居酒屋の空気に溶けていく。

「放課後も、よく⼀緒にいたよな」

「⽂化祭も夏祭りも、あんたと⾏ったよね」

「うーわ、覚えてる? あの射的の景品、全然取れなくて」

「でもなんかめっちゃ喜んでたよね」

「結局下位賞ばっか取れてさぁ〜。ビニール袋パンッパンなの」

ちょうどそのタイミングで、先に注⽂していた料理が届く。