カーテンコールはまだ鳴らない。


「響華っぽいわ。

真っ直ぐ、ちゃんとした道⾏ってる感じ」

「そんな⼤したもんじゃないよ」

肩をすくめる。

「組織犯罪対策部。

書類多いし、⾯倒だし、正直しんどい」

「それでも続けてんの、すごいって」

そう⾔われて、少しだけ居⼼地が悪くなる。

「……で?」

今度は響華が、じっと侑玖を⾒る。

「結局侑玖は?

なにやってんの」

今度は、はっきりとした間があった。