カーテンコールはまだ鳴らない。


「即決すぎ」

「でも、響華も頼むつもりだったっしょ」

「……否定はしない」

メニューを閉じる。

「……結構頼んだね」

「⼤丈夫⼤丈夫」

「その⾔葉、信⽤ならないんだけど」

「残したら俺が⾷うから」

「ほんとに?」

「ほんとに」

ちょうどそのタイミングで、店員が戻ってきた。