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店内は、思った以上に落ち着いた雰囲気だった。
⽊⽬のカウンターと、使い込まれたテーブル席。
焼き⿃の⾹ばしい匂いが、空腹を刺激する。
「奥どうぞ〜」
店員に案内され、⼆⼈並んでテーブル席に腰を下ろした。
「どーよ!センス良くね〜?」
侑玖がきょろきょろと店内を⾒回しながら⾔う。
「……確かに。騒がしくなくていい」
「っしょ?」
向かい合う形で座ると、店員が⽔とおしぼりを置いていった。
「とりあえず飲み物なにする?」
メニューを⼿に取りながら、侑玖が聞いてくる。
「レモンサワー」
即答すると、侑玖は⽬を丸くした。
「即答すぎん?」
「迷う理由ある?」
「ないなぁ!」
⼆⼈同時に顔を上げて、笑う。
「俺もレモンサワー!」
店員を呼び⽌め、
「レモンサワー⼆つで!」
と元気よく注⽂する。



