カーテンコールはまだ鳴らない。


響華はもう⼀度⼩さく息を吐き、ファイルを閉じた。

隣のデスクで組織全体の前科リストを確認していた蓮も、同じように

ファイルを閉じる。

「……なにも、出てこなかったです」

そう⾔って、彼も深いため息をついた。