ダウナーちゃんは死にたがり

相変わらず、表情は薄い。

けれどほんの少しだけ、目元が柔らかかった。

「……宇野くんは?」

「ん?」

「ロミオとかやるの。」

亮哉は露骨に嫌そうな顔をした。

「やだよ」

「似合いそうなのに。」

「何言ってんだか」

その時。

「宇野ー! 相馬ー!」

クラスメイトが二人に声をかける。

「お前らもちゃんと参加しろよー!」

亮哉はニコッと笑って手を上げた。

「参加してるよ。」

「してないだろ絶対!」

「相馬さんの意見聞いてて。」

「雑談してるようにしか見えねーって!」

また笑いが起こる。