でも、少しだけ薄れる。 「……相⾺。」 ⼩さく名前を呼ぶ。 暗闇に溶ける。 午前⼆時四⼗五分。 同じ夜。 別々の部屋。 どちらも、窓は閉まっている。 亮哉はもう⼀度、深く息を吐き、 そして―― 無理やり、⽬を閉じた。 明⽇、屋上で。 ちゃんと⽣きているか、確認するために。