ダウナーちゃんは死にたがり


静寂が広がる。

誰もいない家。

誰かがいる家。

同じ夜なのに、温度が違う。

亮哉はもう⼀度、静かに息を吐いた。

「……死ぬなよ。」

届かないと分かっていても。

その⾔葉だけが、暗闇に溶けた。