本気だった。 あれは。 もし⾃分が屋上にいなかったら。 想像した瞬間、胸の奥がざらつく。 「……後味悪い、どころじゃねえな。」 天井を⾒上げる。 真っ暗。 静かすぎる部屋。 「相⾺、今なにしてんだろ。」 ぽつり。 考えたくもなかったのに、考えている。 ちゃんと帰ったか。 ちゃんと飯⾷ってるか。 ちゃんと――⽣きてるか。 ため息が、深く落ちる。