ふわりと桜の花びらが舞い散る。
4月。
高校2年──月宮 羽瑠(つきみや はる)。
風に揺れる髪を整えながら、
私は校門をくぐった。
今日から新学期か。
……正直、めんどくさい。
「おはよー羽瑠!」
背後から元気な声が飛んでくる。
「おはよ、みな。」
「ねえ聞いた? 今日、転校生来るんだって!」
「え、このタイミングで?」
そんな他愛ない話をしながら教室に入る。
新学期といっても、特に大きな変化はない。
ただ、みなと同じクラスになれたのは素直に嬉しい。
「おはようございます。
今日は転校生を紹介します。入って。」
担任の声に、教室のざわめきが少しだけ静まる。
そして──彼が入ってきた瞬間、空気が一変した。
「七瀬朔(ななせ さく)です。
人生悔いなくをモットーに生きてます!
よろしくお願いします!」
茶色の髪が光を受けて揺れ、
その笑顔は、春の陽だまりみたいに明るかった。
──この出会いが、
私の未来を大きく変えることになるなんて。
そのときの私は、まだ知らなかった。
4月。
高校2年──月宮 羽瑠(つきみや はる)。
風に揺れる髪を整えながら、
私は校門をくぐった。
今日から新学期か。
……正直、めんどくさい。
「おはよー羽瑠!」
背後から元気な声が飛んでくる。
「おはよ、みな。」
「ねえ聞いた? 今日、転校生来るんだって!」
「え、このタイミングで?」
そんな他愛ない話をしながら教室に入る。
新学期といっても、特に大きな変化はない。
ただ、みなと同じクラスになれたのは素直に嬉しい。
「おはようございます。
今日は転校生を紹介します。入って。」
担任の声に、教室のざわめきが少しだけ静まる。
そして──彼が入ってきた瞬間、空気が一変した。
「七瀬朔(ななせ さく)です。
人生悔いなくをモットーに生きてます!
よろしくお願いします!」
茶色の髪が光を受けて揺れ、
その笑顔は、春の陽だまりみたいに明るかった。
──この出会いが、
私の未来を大きく変えることになるなんて。
そのときの私は、まだ知らなかった。


