さらさらと髪を靡かせながら、真剣な目でルーズリーフに字を書いている。前に出ていた念のオーラも、ほんとに出なくなっている。
成瀬琉生への手紙……気になるな。
チラリと視線を向けたら、真正面に座っているから多少は見えるだろう。
いや、いくらなんでも盗み見は良心が痛む。でも……見たい!
心で葛藤をしていると、できた〜とルーズリーフが僕の机に差し出された。
「変じゃないか、見てくれる?」
あれ、テスト勉強でもしてたっけ。まるで、答案の採点をお願いされている空気だ。
ラブレターの練習で……いいんだよな?
「……えっ、えっと、読んでいいの?」
「うん」
特に気にしていない様子で、にこりと笑っている。
文章のチェックだから仕方ないのか。変なものは渡せないからな。
他の男宛に書かれた手紙だ。よく考えたら、恐ろしいという言葉以外なにもない。
一度目を瞑り、深呼吸をしてから、一気に瞼を開いた。
『ずっと考えていました。数学の授業のときも、図書館にいるときも。きっとそうなんだろうなって。でも、やっと分かったんです。下から見るか、横から見るか。たぶん、斜めから見るのが正解なんです』
パチパチと数回瞬きをして、頭上にハテナを浮かべる。告白の返事……なんだよな?
「あのぉ……これは、一体?」
「手紙だよ?」
「そ、そうだよな」
静かに置き、そっと机の上へ返す。
申し訳ないが、全くワラカナイ。もしかして、告白の返事じゃないのか?
だとしても、誰かに宛てた手紙とは思えない。さて、なんと反応したらいいものか。
成瀬琉生への手紙……気になるな。
チラリと視線を向けたら、真正面に座っているから多少は見えるだろう。
いや、いくらなんでも盗み見は良心が痛む。でも……見たい!
心で葛藤をしていると、できた〜とルーズリーフが僕の机に差し出された。
「変じゃないか、見てくれる?」
あれ、テスト勉強でもしてたっけ。まるで、答案の採点をお願いされている空気だ。
ラブレターの練習で……いいんだよな?
「……えっ、えっと、読んでいいの?」
「うん」
特に気にしていない様子で、にこりと笑っている。
文章のチェックだから仕方ないのか。変なものは渡せないからな。
他の男宛に書かれた手紙だ。よく考えたら、恐ろしいという言葉以外なにもない。
一度目を瞑り、深呼吸をしてから、一気に瞼を開いた。
『ずっと考えていました。数学の授業のときも、図書館にいるときも。きっとそうなんだろうなって。でも、やっと分かったんです。下から見るか、横から見るか。たぶん、斜めから見るのが正解なんです』
パチパチと数回瞬きをして、頭上にハテナを浮かべる。告白の返事……なんだよな?
「あのぉ……これは、一体?」
「手紙だよ?」
「そ、そうだよな」
静かに置き、そっと机の上へ返す。
申し訳ないが、全くワラカナイ。もしかして、告白の返事じゃないのか?
だとしても、誰かに宛てた手紙とは思えない。さて、なんと反応したらいいものか。



