ーーこの人は誰なんだ?
彼女が生徒会のファイルを持っていることに気付き、思い出した。そうだ、このメガネに三つ編みの大人しそうな人は、生徒会長だ。
でも、それくらいの認識で話したのも初めてだ。
「まーくん、覚えてないですか? 小さい時、一緒に公園で遊んだり、私の家に来たこともありますよ〜?」
頭をよしよしと撫でられて、体が動けなくなる。
な、なんなんだ! 全く身に覚えがないぞ! そもそも、僕は幼少期から人と関わった経験がない。
「いや、あの……人違いじゃ」
「山田真人くんでしょう? ほら、三又依子《よりこ》ですよ〜。まあ、忘れちゃってても無理ないですよねぇ。父の転勤で、わりとすぐ引っ越しちゃったんで」
顎に人差し指を置いて、何かを思い出すような仕草をしている。
ということは、まさかーー?
「私たち、少しの間ですが幼馴染だったんですよ〜!」
三つ編みをぴょこんと跳ねさせて、僕の腕の腕を掴んだ。ひ、ひぃぃぃ! いきなり、何がどうなってるんだ?!
「同じ高校だったなんて、知りませんでした。大きくなりましたねぇ〜。感動の再会、感無量です」
向こうは懐かしそうにしているけど、僕はハテナマークばかり浮かべて、まるで記憶喪失にでもなったみたいだ。
小さな願望が、こんな形で実現するとは思いもしなかった。
彼女が生徒会のファイルを持っていることに気付き、思い出した。そうだ、このメガネに三つ編みの大人しそうな人は、生徒会長だ。
でも、それくらいの認識で話したのも初めてだ。
「まーくん、覚えてないですか? 小さい時、一緒に公園で遊んだり、私の家に来たこともありますよ〜?」
頭をよしよしと撫でられて、体が動けなくなる。
な、なんなんだ! 全く身に覚えがないぞ! そもそも、僕は幼少期から人と関わった経験がない。
「いや、あの……人違いじゃ」
「山田真人くんでしょう? ほら、三又依子《よりこ》ですよ〜。まあ、忘れちゃってても無理ないですよねぇ。父の転勤で、わりとすぐ引っ越しちゃったんで」
顎に人差し指を置いて、何かを思い出すような仕草をしている。
ということは、まさかーー?
「私たち、少しの間ですが幼馴染だったんですよ〜!」
三つ編みをぴょこんと跳ねさせて、僕の腕の腕を掴んだ。ひ、ひぃぃぃ! いきなり、何がどうなってるんだ?!
「同じ高校だったなんて、知りませんでした。大きくなりましたねぇ〜。感動の再会、感無量です」
向こうは懐かしそうにしているけど、僕はハテナマークばかり浮かべて、まるで記憶喪失にでもなったみたいだ。
小さな願望が、こんな形で実現するとは思いもしなかった。



