白とベージュで統一された部屋。ところどころにピンクの小物もあって、女の子らしい。
これが、百合園さんの部屋か。キョロキョロと落ち着かないでいると、カザネがごほんと咳払いをした。
じろじろ見るなとでも言いたいのだろう。
「みんな、わざわざ来てくれてありがとう。びっくりしたけど、嬉しいな」
相変わらずのアイドルスマイルに、胸がキュッと締め付けられる。ベッドにちょこんと腰掛けている姿も、可愛らしい。
「こうゆう時、連絡先知ってると便利だよね〜。あっ、みんなココアトークしてる〜?」
コイツ、自然な流れで番号をゲットしようとしているな。やっぱり陽キャは心臓が強い。
この聞き方なら、やってないと断られても直接的なダメージは少なくて済むのか。勉強になる。
「やってるよ。じゃあ、みんなで交換しよう」
百合園さんが、崎田とスマホを向け合わせた。
えっ、マジで教えるのか。しかも、みんなって僕も入っているのか? いや、そんな都合の良い話はないよな。
オロオロしていると、崎田が僕へスマホを向けた。
「山田、交換しようぜ」
あれよあれよと、仰せのままにココアコードを受信する。他人の連絡先を登録するなんざ、初めての体験だ。
少しだけ指が震えている。
「……えっと、鬼頭さんも、やってんの?」
わなわなとスマホを握っていると、カザネが無言でスマホを取り出した。
あきらかに緊張した様子の崎田が、コードを読み取っている。よく分からないけど、心の中で頑張れとエールを送っていた。
「山田くん、わたしも……いいかな」
「う、うん」
百合園六花の名が、僕のスマホ画面に表示される。
ーー友達が追加されました。
ヤバい、これはヤバいぞ。クラスの男子がこぞって知りたがっている百合園さんの連絡先を、ゲットしてしまったのだ。
一生かかっても、僕だけでは辿り着けなかっただろう。
今日だけは、崎田とカザネに感謝するとしよう。
これが、百合園さんの部屋か。キョロキョロと落ち着かないでいると、カザネがごほんと咳払いをした。
じろじろ見るなとでも言いたいのだろう。
「みんな、わざわざ来てくれてありがとう。びっくりしたけど、嬉しいな」
相変わらずのアイドルスマイルに、胸がキュッと締め付けられる。ベッドにちょこんと腰掛けている姿も、可愛らしい。
「こうゆう時、連絡先知ってると便利だよね〜。あっ、みんなココアトークしてる〜?」
コイツ、自然な流れで番号をゲットしようとしているな。やっぱり陽キャは心臓が強い。
この聞き方なら、やってないと断られても直接的なダメージは少なくて済むのか。勉強になる。
「やってるよ。じゃあ、みんなで交換しよう」
百合園さんが、崎田とスマホを向け合わせた。
えっ、マジで教えるのか。しかも、みんなって僕も入っているのか? いや、そんな都合の良い話はないよな。
オロオロしていると、崎田が僕へスマホを向けた。
「山田、交換しようぜ」
あれよあれよと、仰せのままにココアコードを受信する。他人の連絡先を登録するなんざ、初めての体験だ。
少しだけ指が震えている。
「……えっと、鬼頭さんも、やってんの?」
わなわなとスマホを握っていると、カザネが無言でスマホを取り出した。
あきらかに緊張した様子の崎田が、コードを読み取っている。よく分からないけど、心の中で頑張れとエールを送っていた。
「山田くん、わたしも……いいかな」
「う、うん」
百合園六花の名が、僕のスマホ画面に表示される。
ーー友達が追加されました。
ヤバい、これはヤバいぞ。クラスの男子がこぞって知りたがっている百合園さんの連絡先を、ゲットしてしまったのだ。
一生かかっても、僕だけでは辿り着けなかっただろう。
今日だけは、崎田とカザネに感謝するとしよう。



