百合園さんの背後から、背の高い女子が顔を出した。周りがざわついている。ぼやけていてはっきりしないが、あれは……。
気が付くと、保健室のベッドで眠っていた。
昼休みになっている。気を失っていたらしい。
上半身を起こしながら、腰の痛みに耐える。うう、いてて。誰かがここまで運んでくれたのか。
窓側に座る人と、パチリと目が合う。
げっ、出た! どうして金髪黒マスクがここにいるんだ。
慌ててベッドから降りようとしたら、襟首をぐっと引っ張られて。
「おい、待て。どこ行きやがる」
カザネにバフンと背中から倒された。見下ろされて、ぐっと顔を近付けられる。
「なっ、なんなんだ! 僕が……何したって言うんだ」
「放課後、少し付き合え」
「……い、やだ」
ボコられて川にでも落とされるのか? それとも、バイクで引き殺される?
どちらにしても、暗黒な未来が待っているのは確かだ。
「ここまでおぶって来てやったのはアタシだ。謝礼として、六花のプレゼント選びを助けろ」
「……はい?」
仰向けのまま、ぽかんとして金髪の顔を見る。
「今週末、六花の誕生日なんだよ。おまえ、最近やたらと仲良いんだってな」
「……そ、そうなのか」
百合園さん、誕生日なんだ。知らなかった。
「だーかーら! 好み教えろって言ってんだよ。六花が喜びそうなもんを」
胸元をぐっと掴まれて、より顔面が接近する。
コイツ、ほんとに女子だったのか。意外とまつ毛が長くてキレイな目をしているな。
「……六花に内緒で」
その時突然、シャーーッとカーテンか開いた。
気が付くと、保健室のベッドで眠っていた。
昼休みになっている。気を失っていたらしい。
上半身を起こしながら、腰の痛みに耐える。うう、いてて。誰かがここまで運んでくれたのか。
窓側に座る人と、パチリと目が合う。
げっ、出た! どうして金髪黒マスクがここにいるんだ。
慌ててベッドから降りようとしたら、襟首をぐっと引っ張られて。
「おい、待て。どこ行きやがる」
カザネにバフンと背中から倒された。見下ろされて、ぐっと顔を近付けられる。
「なっ、なんなんだ! 僕が……何したって言うんだ」
「放課後、少し付き合え」
「……い、やだ」
ボコられて川にでも落とされるのか? それとも、バイクで引き殺される?
どちらにしても、暗黒な未来が待っているのは確かだ。
「ここまでおぶって来てやったのはアタシだ。謝礼として、六花のプレゼント選びを助けろ」
「……はい?」
仰向けのまま、ぽかんとして金髪の顔を見る。
「今週末、六花の誕生日なんだよ。おまえ、最近やたらと仲良いんだってな」
「……そ、そうなのか」
百合園さん、誕生日なんだ。知らなかった。
「だーかーら! 好み教えろって言ってんだよ。六花が喜びそうなもんを」
胸元をぐっと掴まれて、より顔面が接近する。
コイツ、ほんとに女子だったのか。意外とまつ毛が長くてキレイな目をしているな。
「……六花に内緒で」
その時突然、シャーーッとカーテンか開いた。



