気づかないまま、愛されるのは反則ですか?

エリート校と名高い実光高等学園。



そこには、日本各地から集まった御曹司やお嬢様たちが通っている。



中でも特別なのが、生徒会。
選ばれし者だけが入ることを許された、学園の頂点の組織だった。



生徒会に選ばれれば、特別な権限が与えられる。



しかし、その座を手にするには、現生徒会の学年順位を上回り、全校生徒の投票を勝ち抜く必要がある。
だがそれは、ほぼ不可能に近い。



なぜなら──



現生徒会は、過去最高と称されているからだ。
外見、賢さ、運動能力、そして家柄。
何もかもを兼ね備えた者たちの集まりである。




──そして、その頂点に立つのが生徒会長。



現生徒会長は別格だった。
すべてにおいて“完璧”を超えた存在として、学園中から一目置かれている。



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そして、そんな生徒会役員たちに気に入られてしまった帆稀。



彼女の日常は、ここから静かに、そして大きく動き出す──