その日の夜、お夏さんの夢を見た。おばあちゃんの家に似た、奥の納戸で男物の羽織を丁寧に畳み、箱にしまう夢。私は客観的に見ていて、お夏さんは箱にしまう前に私を見て、ニコッと笑うと頷いた。 そこで目が覚めてしまった。あの羽織は、女の人が持つような羽織じゃないはず。もしかしたら、新之丞さんと何か関係があるのかもしれない。