「到着!」
「運転、ありがとうございます」
「いいえー」
車を降りて初めて見えた、新さんの全身コーデ。白いTシャツの上にダークブラウンのレザージャケットを羽織って、下はダボっとしたデニム。シンプルだけどそれが格好良さを増して、魅入ってしまう。
そんな私の視線に気づいた新さんは、レザージャケットを羽織り直す仕草を見せる。
「…ん?格好良い?」
「え、あ、はいっ」
「今の言わせたみたいで、やだな(笑)」
「いえ、ちゃんと格好良いです…」
「…ありがと。那津さんもすごく可愛い」
車は停まっているけど人が疎らなアウトレットの駐車場で、服を褒めあって。何度可愛いと言われても慣れなくて、心臓が飛び出そうなくらい恥ずかしくなる。
立ち止まって見つめあったまま、照れくさくてはにかむと、新さんにそっと手を握られる。
「手…」
「前世を理由に、近づいたみたいになってるけど。ちゃんと那津さんのこと、好きだから」
新さんの手の温もりと熱い視線に、胸がギュッと締め付けられた。やばい、好きになりそう…。



