Actors☆5(アクターズ☆ファイブ) ~5人で挑む、はじめての舞台~



「……おい、浅羽」

「……何だよ」

「やるからには、ふざけないで真面目にやれよ」

「お前に言われなくても、んなこと分かってるっつーの。お前こそ、独りよがりの演技はすんなよな」


遅れてやってきた二人は、出入り口で偶然鉢合わせていた。

そこで優希が過去のことを話し始めてしまったので、入るタイミングを逃してしまい、その状態で話を全て聞いていたのだ。


「行くぞ」

「はいはい」


二人は優希たちが待つ、舞台上に向かう。


――舞台にかける思いは、舞台に立ちたいと思う理由は、それぞれ違う。

けれど胸に宿る熱は、少しずつ、けれど確実に皆に伝染し、広がっていた。