Actors☆5(アクターズ☆ファイブ) ~5人で挑む、はじめての舞台~



「やっぱ朝比奈くんってさ、演技が上手だよね。あと声が綺麗」

「あ、分かる。朝比奈くんの声って、透き通ってるっていうか……いい意味で響いてくる感じがして、聞いていて心地がいいんだよね」

「本当ですか? 自分ではあまり分からないですけど……でも、嬉しいです。ありがとうございます!」


琥太郎と謙杜も台本を手にして、舞台の上にあがってくる。


「あれ、八乙女くんと浅羽くんはまだ来てないの?」

「はい。二人とも用事があるみたいで、少しだけ遅れてくるそうです」

「そっか。でももうすぐ来るだろうし、二人が来てから、出だしから始めよっか」


三人は舞台上に座り込んだ。

水分補給をしている優希を見ながら、琥太郎は数日前の、目を見張るような出来事を思い出した。