Actors☆5(アクターズ☆ファイブ) ~5人で挑む、はじめての舞台~



――普段の二人の関係性を想えば、とても塁生から出た言葉だとは思えない。


しかし今の塁生の言葉は、確実に雄星へと向けられたものだ。


「浅羽、お前……何か変なものでも食べたのか?」

「っ、はあ!? お前、マジでさ……!」


塁生なりに、雄星を励ましたくて口にした言葉だ。

それは雄星にも、きちんと伝わったらしい。


「ふっ、冗談だ。……悪かった。兄貴のことを意識し過ぎて、少し周りが見えなくなってた。これからは気をつける」


素直に謝罪をする雄星に、塁生もまた驚いている。

けれど優希は、そんな二人のやりとりを嬉しそうに見つめながら、


(やっぱり、いいコンビになれそうだよね、この二人)


と、ほっこりした気持ちになっていた。