「あー、オレはあんまり興味はないかな。誰が選ばれるのかは気になるけど、自分が獲れるとは思ってないしねぇ」
「ぼ、ぼくも、自分がキングになれるとか思ってないし、そもそも、そんな目立つのは御免ですって感じなので……」
琥太郎も謙杜も、称号にさほど興味はないらしい。
「えー、マジか。もったいない。俺はとりあえずー……まずは、今年のジョーカーとか狙ってみようかな」
「お、いいじゃん。浅羽くんなら、本当に獲れちゃいそうだよね」
「ほんとですか?」
「ほんとほんと~」
琥太郎におだてられた塁生は、
「まあ俺なら、どんな役でも余裕で演じられると思いますし? 本気で獲っちゃうかもしれないけど」
などと言って、得意げな顔をしている。



