Actors☆5(アクターズ☆ファイブ) ~5人で挑む、はじめての舞台~



「俺らは別に……」

「どのみち、メンバーは増やしたいと思っていたところだからな。芥生先輩が舞台に立てるというなら、俺は加入してもらっても構わない」

「よかった! それじゃあ芥生先輩、一緒に舞台に立ちましょう! よろしくお願いします」


振り向いた優希に頭を下げられた謙杜は、困ったような表情で視線をさまよわせてから、小さく頷いた。


「ま、まあ、君がそこまで言うなら……入ってもいいけど……」

「ありがとうございます! 一緒に最高の舞台を作りましょうね!」


(……本当に大丈夫なのか?)


優希に手を握られ、緊張で身をこわばらせている謙杜を見て、雄星と塁生は少しだけ不安になった。

けれど、決まってしまったものは仕方がない。


こうして優希たちのユニットに、四人目のメンバーが加わることになった。

そして、あと一人は欲しいと思っていた五人目のメンバーが加わるのも――これから直ぐのことだった。