「ユニットに入ってもらいたい先輩がいる?」
「うん、そうなんだ。二人に確認しておこうと思ってたんだけど……どうかな?」
塁生がユニットに加わり、三人で、五月のお披露目舞台で何の演目をするか話し合っていた時。
優希が思い出したように話した内容は、新たにユニットに入ってもらいたいメンバーがいるというものだった。
「どうって言われても、どんな人なのか分からないし、何とも言えないけど……」
「だが、舞台に立つなら、最低でもあと二人くらいは役者がいたほうがいい」
塁生は素性の知らない先輩を想像して、不安そうに眉を寄せていた。
けれど雄星の言葉に、それもそうかと頷く。
「ま、それもそうだな。先輩なら、俺たちより学園の設備とか舞台の申請方法についてもよく知ってるだろうし、舞台慣れもしてそうだし? いいんじゃねーの?」
「よかった。それじゃあ、二人にもオッケーしてもらえたって連絡しておくね」
嬉しそうにスマホを取り出した優希は、その先輩とやらにメッセージを送る。



