「うーん、二人でも舞台には立てるけど……」
「あと何人かいたほうが、芝居の幅が広がる」
「そうだよね。ユニットは、最大で七人までで組むことができるんだよね?」
「ああ。五月の試験まで、あまり時間がない。なるべく早くメンバーを集めて、さっさと稽古に入りたい」
「そうだね。あ、確か、ユニットを組むのに学年は関係ないんだよね? だったら、先輩を誘ってみるのもありじゃないかな? 学園のことにも詳しいだろうし」
昼休み。優希と雄星は中庭に設置されているベンチに並んで座り、今後のことについて話し合っていた。
ちなみに、ひと学年三クラス制になっていて、星・月・花の三クラスに分かれている。
優希と雄星は、同じ星組だった。
「あー……お前に一つ、言っておきたいことがある」
「へ? ひっへおひはいほほ?」
クリームパンを頬張っていた優希は、気まずそうな顔をしている雄星を見上げて首を傾げる。



