「……うん、いいよ! ちょうど一緒に舞台に立ってくれる人を探そうと思っていたんだ。改めてよろしくね、八乙女くん」
「あー……俺のことは、名前で呼んでくれ。苗字で呼ばれるの、あんまり好きじゃないから」
「分かった。それじゃあ、雄星くんって呼ぶね。せっかくだし、雄星くんも、僕のことは名前で呼んでくれたら嬉しいな」
「それじゃあ、優希な」
「うん!」
改めて自己紹介をし合う二人の間を、春風にのって、桃色の花びらが通り過ぎていく。
こうして出会った二人は、ユニットを組むことになった。
入学してはじめての舞台に立つ、仲間となったのだ。



