難攻不落な総長様と攻略不可な天才女子

「「維ちゃん」」

少し元気のない羽野と七条の声がした。

「何?」

何かあったのかな?

「あのさ、凜から聞いたんだけど・・・・・・黒月の真相、知りたいんだよね」

羽野が恐る恐る聞いてきた。

「っ・・・・・・うん」

平常心。

平常心。

「それで水無瀬が『俺からは言えないから言ってくれ』って珍しく俺等に頭を下げたんだよ」

私は凜が頭を下げるところが想像できなくて私は首を傾げた。

「きっと維ちゃんが悲しむ顔、見るの耐えられないかもしれないんだろうから・・・・・・」

羽野の言葉に私は覚悟を決めた。

羽野が私が悲しむ顔するって言われたから。

そして、羽野がスー、ハーと一度深呼吸をした。

「黒月は自殺。それは知ってるよね?」

「・・・・・・うん」

今までずっと知りたかったことなのにいざ知るとなると怖い。

「何処でかは知ってる?」