難攻不落な総長様と攻略不可な天才女子

暫くたって、体育祭の種目決めの時間になった。

走るの得意だしリレー選手が良いけど・・・・・・去年人気だったからなぁ・・・・・・。

とか考えながら司会の話を右から左に聞き流していると、いきなりガタッという音とともに一人の女の子が立ち上がった。

えーっと・・・・・・あの朝のなんとかだ・・・・・・。

次はなに考えてるんだろ。

そう呑気に思いながら時間の経過を待った。

「苑組さんがリレー選手がやりたいって言っていました!」

えっ・・・・・・?

教室がザワっと揺れた。

妄想でとろい人にしないでよ・・・・・・。

「休み時間言ってたよね?」

なんとかは周りの取り巻きに目を合わせた。

取り巻きたちが頷き始めると、司会の人が口を開いた。

「じゃあ苑組さんをリレー選手に入れときます」

え、ちょっと待って・・・・・・。

てことは・・・・・・。

「リレー選手やっても良いんですか!?」

私は自分でも珍しく声を上げた。

周りの子が驚いているのが目に見て分かる。