家庭教師ひかるの甘い個人レッスン

 数年後…
 神田山(かどやま)家の邸宅の佇まいは昔と変わらず、午後の静かな昼下がりにお似合いの
 落ち着きと情緒を漂わせていた。

 和夫は何歩も成長した大人になったようである。
 ひかるはかわらない笑顔で教師を続けていた。

 和夫は見事な成績で大学を卒業し、ひかるはその知らせに満面の笑みを浮かべた。

 和夫と父と歩み寄り、事業を継ぐ決意を示した。
 ひかるは独立して、大学の講師というポストを得ていた。

 和夫とひかるは夫婦として同じ位置に並び立っているのであった。

 ひかるの再教育は終わらないのである。
 それはただ形が変わっただけなのです。

 (終わり)