嘘から始まる恋煩い!

「美亜ちゃぁ〜んっ!おはよ!」
「うん、おはよう。真帆ちゃんはまだ?」
「そうなの!…………ってあれ?隣にいるのは…………。」
空港に着くと、私たちがまだ早めに着いちゃったらしく、周りに誰もいない。

私たちの学年は7クラスで、1つの飛行機には一般客も乗る。そのため、3クラスと4クラス、と半分に分けて飛行機に乗るの。
私たちE組は、D、E、F、G組のクラスと一緒の飛行機に乗る。朝早い便なので、最初これを聞いた時は少しがっかりした。
逆に、A、B、そして五十嵐がいるクラスのC組は午後の便。学年は同じだけど、着く時間と帰る時間は違うんだよね。
由羅ちゃんは、G組にいる晴崎くんと同じ飛行機で嬉しいみたい。珍しく薄くメイクをしていて、気合いが入っている。

「私の弟の世那だよ。わざわざ見送りに来てくれたの。帰りも迎えに来てくれるんだよ〜。」
私は世那を前に出し、由羅ちゃんと挨拶させた。
「あ、はじめまして。雨音世那です。姉ちゃんがいつもお世話になってます。」
初対面だからなのか、いつも私に向ける笑顔ではなく、硬い顔を由羅ちゃんにむけているが…………、まあ、海里センパイのときよりかはマシ、かな?
「あっはは、硬くならなくていいよ!あたしは山下由羅、美亜ちゃんの親友だよ!よろしくね。」