翌日、ついに迎えた修学旅行への出発日の月曜日。
飛行機の出発時刻が7時のため、夜中の3時ちょっと過ぎに目を覚ました私は、1時間くらいかけて準備を終わらせた。
空港には5時半につかなければならない。ただ幸い、私の最寄り駅はショッピングモールや高層ビル、タワマンが立ち並ぶ場所。そこから空港への直行バスが出ているので、そこまで苦じゃないのがとても良い点だ。
「はぁ…………、両親どっちかは迎えにきてくれてもよかったのに。まあ、おれが姉ちゃんを独り占めできるからいいけどね!」
最寄り駅までの夜が明けてすぐの道を歩いていると、ふと世那がそう呟いた。
「…………うん、そうだね。」
そう、私の両親は私の見送りに来なかったのだ。
お父さんは朝から早く仕事があるからしょうがないけれど、お母さんはいつも家を出る時間が遅め。だから、来てほしかった………というようなニュアンスのことを世那は言っているけれど。
正直、来ない方が良かったかなって思ってる。世那だけが迎えに来てくれれば十分だ。彼は期末が終わって答案が返却されるまで、自宅研修となっているので私のために時間を割いてくれたのだ。
私はこの会話でこれ以上なんと言えばいいかわからず、ぼんやりと遠くの空を見つめた。
まだ空はぼんやりと明るいだけ。いくら夏だからといって、夏至の日はもう過ぎたし、やっぱりまだ完全に日は出てないようだ。
西の空はまだ星が出ていて神秘的な紺碧の世界で囲まれていたけど、東の空は鮮やかなオレンジ………赤色に染まっていて、思わず情熱を感じた。
ああいう空のこと、「東雲」って言うんだよね。
そこまで考えると、海里センパイの顔が頭をよぎる。
飛行機の出発時刻が7時のため、夜中の3時ちょっと過ぎに目を覚ました私は、1時間くらいかけて準備を終わらせた。
空港には5時半につかなければならない。ただ幸い、私の最寄り駅はショッピングモールや高層ビル、タワマンが立ち並ぶ場所。そこから空港への直行バスが出ているので、そこまで苦じゃないのがとても良い点だ。
「はぁ…………、両親どっちかは迎えにきてくれてもよかったのに。まあ、おれが姉ちゃんを独り占めできるからいいけどね!」
最寄り駅までの夜が明けてすぐの道を歩いていると、ふと世那がそう呟いた。
「…………うん、そうだね。」
そう、私の両親は私の見送りに来なかったのだ。
お父さんは朝から早く仕事があるからしょうがないけれど、お母さんはいつも家を出る時間が遅め。だから、来てほしかった………というようなニュアンスのことを世那は言っているけれど。
正直、来ない方が良かったかなって思ってる。世那だけが迎えに来てくれれば十分だ。彼は期末が終わって答案が返却されるまで、自宅研修となっているので私のために時間を割いてくれたのだ。
私はこの会話でこれ以上なんと言えばいいかわからず、ぼんやりと遠くの空を見つめた。
まだ空はぼんやりと明るいだけ。いくら夏だからといって、夏至の日はもう過ぎたし、やっぱりまだ完全に日は出てないようだ。
西の空はまだ星が出ていて神秘的な紺碧の世界で囲まれていたけど、東の空は鮮やかなオレンジ………赤色に染まっていて、思わず情熱を感じた。
ああいう空のこと、「東雲」って言うんだよね。
そこまで考えると、海里センパイの顔が頭をよぎる。


