素直に答えてもいいけど、でも桐山の目が、何かを訴えるようで………。複雑で私は固まっていると、彼はニッコリと笑った。
ただし、ものすごいドス黒い笑みで、裏で何を思っているのかがまったくわからない表情だった。
「そうなんだ。………それはきっと、楽しかったんだろうね?」
「えっ、いや、あの……………。」
いつの間にか席を立ち上がっていた桐山は、絶妙に近い距離で、私にだけ聞こえる声のボリュームで囁いた。
「俺が告白したの、もう忘れた?もしかして、わからせないといけないのか?」
「っ…………⁉︎」
ちょっとイジワルな表情で言われた言葉に、私の顔は真っ赤に染まった。
「おーおー、積極的だねぇ。わたし邪魔者だからどっか行くね〜。」
変に気を遣った清羅がニヤニヤした笑みを浮かべて、教室からスマホをいじりながら出て行ってしまった。
今日はもともと部員があまりいない日で、いつもいる後輩くんたちも用事で先に帰っている。
しかも、本田も塾の補習ができちゃったらしく、私の周りには桐山だけ。
「わ、忘れてないよ…………。でも、一応私、断ったよね………?」
「うん、知ってる。だけどそれで俺が諦めないっていうのも知ってるよね?」
桐山はそう言い切ってから、少し切ない笑みを浮かべた。
「だから、雨音が他の男と出かけたって知ったら結構嫉妬するんだよ。俺、自制するの大変なんだからな?」
ただし、ものすごいドス黒い笑みで、裏で何を思っているのかがまったくわからない表情だった。
「そうなんだ。………それはきっと、楽しかったんだろうね?」
「えっ、いや、あの……………。」
いつの間にか席を立ち上がっていた桐山は、絶妙に近い距離で、私にだけ聞こえる声のボリュームで囁いた。
「俺が告白したの、もう忘れた?もしかして、わからせないといけないのか?」
「っ…………⁉︎」
ちょっとイジワルな表情で言われた言葉に、私の顔は真っ赤に染まった。
「おーおー、積極的だねぇ。わたし邪魔者だからどっか行くね〜。」
変に気を遣った清羅がニヤニヤした笑みを浮かべて、教室からスマホをいじりながら出て行ってしまった。
今日はもともと部員があまりいない日で、いつもいる後輩くんたちも用事で先に帰っている。
しかも、本田も塾の補習ができちゃったらしく、私の周りには桐山だけ。
「わ、忘れてないよ…………。でも、一応私、断ったよね………?」
「うん、知ってる。だけどそれで俺が諦めないっていうのも知ってるよね?」
桐山はそう言い切ってから、少し切ない笑みを浮かべた。
「だから、雨音が他の男と出かけたって知ったら結構嫉妬するんだよ。俺、自制するの大変なんだからな?」


