嘘から始まる恋煩い!

その後も、かくかくしかじかで15分くらいその店に居座っていたオレたち。
さすがに今日は買わないから別のところへ行こう?と美亜に説得されて、オレたちはゲーセンへ来ていた。

それにしても、美亜のコーデ全部かわいかったなぁ………。
ラベンダーの肩出しシャツの下に、シルバーのベルトみたいな飾りがついた黒いショーパンの組み合わせとか。
美亜は背が低めだけど、足はすごい長いから、いつもと違ったカッコ良さも滲み出ていた。
他には、クリーム色のシフォンワンピースの上に、淡い黄色のカーディガンを羽織った姿だったり。
白色のリボンがあしらわれているチュニックの上に、デニムの上着を羽織った甘辛コーデもあった。
世那も、「いや、普通の姉弟でこんなに褒める弟いるか?」ってくらいベタ褒めしていて、見ているこっちが居た堪れなさを感じた程だった。

「ゲーセン、久しぶり〜。あ、私あの『太鼓の天才』やりたいです!」
「あー、あれね。楽しいよね。オレもちょうどやりたかったし、一緒にやらない?」
「そうですね、そうしましょう!」
世那はどうやら音ゲーは苦手なようで、珍しくしおらしくなっていた。
「じゃあおれは、姉ちゃんを応援してるね。がんばれ〜………!」
「あっはは、この後世那の好きなレースカーゲームしよ?」