嘘から始まる恋煩い!

「っ、抜け目ないヤツだな…………。腹黒すぎ。まあでも答えますよ。」
世那は一瞬覚悟を決めたようにスッと息を吸った。

「そうです、好きですよ………姉ちゃんのこと。姉じゃなく、ちゃんと女の人として見てます。」

「終わったよ〜。」
世那が言い切った瞬間、美亜の朗らかな声が届き、それと同時に目の前のカーテンがシャッと開かれた。
「「っ…………!綺麗…………。」」
同時に美亜を見やったオレたちは、感嘆のため息を漏らした。
さっきのももちろん良かったけれど、今着ているラベンダーのも違う魅力がある。
薄紫を身につけている彼女は、いつもよりも大人っぽくて、どこか神秘的だった。
正直言って、彼女の紅色の唇と合っていて色気が増している。
しかもミルクを流したかのように白い肩が目立っていて、めまいを覚えそうになった。
「姉ちゃん、大人っぽい………。写真撮ってもいい?」
「え?うん、いいけど………。」
「あ、待ってオレも撮っていい?さっきのもいいけど、今のは本当にクラっとした………。」
ここが公共の場所じゃなかったら、今すぐにでも押し倒している。
マーメードのカラーの方は触れたら壊れてしまいそうな儚さがあったけれど、ラベンダーだったら美亜の色気に当てられていて思わず襲ってしまいそうだ。