嘘から始まる恋煩い!


「「おぉ〜‼︎」」
美亜が例のヤツと行ったというレディースファッションの店、マシェリ。
そこでオレたちは成り行きで美亜のプチファッションショーを開催していた。
事の発端はこうだ。

「「美亜(姉ちゃん)、一緒にその服屋さんへ行こうか?」」
とオレたちが圧をかけながら美亜を誘った後。
「え、2人ともなんかすごい………って、わぁぁぁ!引っ張らないでください海里センパイぃぃ!」
問答無用で美亜の小さな手を掴み、オレたちは1階下の5階にあるファションフロアへ向かった。
そして、その店に着いた後。
「うわぁ、1週間前来たときよりも夏服のレパートリーが増えてる!あ、これかわいいかも〜!」
キラキラとまさに女子は好きそうな内装の店に入った瞬間、美亜は目を輝かせた。
彼女は自身の好みの服を見つけると、目をキラッと光らせて近くまで突っ走った。
オレたちが慌てて彼女の後をついて行くと、彼女はある服を手に取っていた。
「これもいいけど………、あ、こっちって前五十嵐に選んでもらっやつじゃん!やっぱこのサーモンピンク、素敵だな〜。」
「「………あ?」」
またまたオレと世那の声がハモった。
服を一緒に見に行っただけでなく………選んでもらった、だって?