それが今日だったんだ。
オレは高校2年生になって、大学受験も控えているから勉強にますます力をいれなければならない(本当はそんなことより恋愛が大事だと思いたいけれど)。
授業内容もより難しくなり、慣れるのに1ヶ月くらいはかかった。
私立玄武学園は中間考査がないため、5月の中旬である今が1番落ち着いている。
…………なのに。
オレは美亜の右隣をキープしているヤツをこっそり睨む。
美亜は笑顔を浮かべながら「どこへ行こうか」と呑気に話していて、その笑顔でなんとか自分をコントロールしているが、この仮面もいつまで持つかな。
………っていうか、この弟、絶対美亜のこと姉以上の感情で見ているだろ。
美亜って本当に人を虜にする天才だよね、まさか身内までライバルがいたとは………。
明らかにオレを牽制する眼差しで見ているし、「姉ちゃんを取ったらただじゃおかない」みたいな目をしている。
しかもやっかいなことに、美亜はその弟の感情にまったく気がついておらず、ただの「甘え」としか捉えていない。
美亜には気になっている人がいるし、世那の方に振り向くとは考えがたいけれど、美亜と世那はたったの一個違い。
一つ屋根の下で暮らしているし、何か間違いが起きるかもしれない。
オレは高校2年生になって、大学受験も控えているから勉強にますます力をいれなければならない(本当はそんなことより恋愛が大事だと思いたいけれど)。
授業内容もより難しくなり、慣れるのに1ヶ月くらいはかかった。
私立玄武学園は中間考査がないため、5月の中旬である今が1番落ち着いている。
…………なのに。
オレは美亜の右隣をキープしているヤツをこっそり睨む。
美亜は笑顔を浮かべながら「どこへ行こうか」と呑気に話していて、その笑顔でなんとか自分をコントロールしているが、この仮面もいつまで持つかな。
………っていうか、この弟、絶対美亜のこと姉以上の感情で見ているだろ。
美亜って本当に人を虜にする天才だよね、まさか身内までライバルがいたとは………。
明らかにオレを牽制する眼差しで見ているし、「姉ちゃんを取ったらただじゃおかない」みたいな目をしている。
しかもやっかいなことに、美亜はその弟の感情にまったく気がついておらず、ただの「甘え」としか捉えていない。
美亜には気になっている人がいるし、世那の方に振り向くとは考えがたいけれど、美亜と世那はたったの一個違い。
一つ屋根の下で暮らしているし、何か間違いが起きるかもしれない。


