プリンセスに世界一の愛を

「ごめん。私がわがままばっかりだから」

私がそう言うと、草太はキョトンとした顔を見せる。

「えっ?わがまま?」

「わがままいっぱい言ったじゃん!「手を繋いで」とかさ」

「えっ!?あれってわがままだったの!?」

草太は驚く。私の涙が衝撃でピタリと止まった。

「……草太はどういうのがわがままだと思うの?」

「えっ、そうだな……。「ブランド物買って」とか「ご飯はフレンチかイタリアンじゃなきゃ嫌だ」とか?」

わがままの認識が私たちはズレていたみたいだ。なんだかおかしくなって笑ってしまう。

「これからもさ、可愛いわがまま言ってよ。お姫様」

そう言い、私の王子様は私の髪を優しく掬った。