プリンセスに世界一の愛を

不安ならわがままをやめろって言われるかもしれない。でも、わがままを言わないことも不安だ。過去の恋愛を嫌でも思い出してしまう。

植物園を楽しんだ後、私たちは近くにあるベンチに腰掛けた。時刻は十二時半。お昼ご飯を食べる時間帯だ。

「お腹空いたな〜。あっ、お昼どうする?」

「それなら問題ない。作ってきたから」

草太に持ってもらっていた荷物を開ける。中にはお弁当箱が二つ。私の分と草太の分だ。

「今月厳しいんでしょ。だからお弁当作ったの。残したら承知しないから!」

私はそう言い、お弁当箱を開ける。中身はハンバーグに野菜グリル、おにぎりとポテトサラダだ。昨日の夜から準備しておいた。

「すごい!めちゃくちゃおいしいよ!ありがとう!」

草太は笑顔でハンバーグを頬張る。口に合ってよかった。ホッとしながら「よかった」と呟く。

「今度、甘いものでも奢るね」

「うん。スタバの新作フラペチーノがいい!」