「影のある女なんて、厄介だろう。
そもそも、何処にいるんだ、そんな女」
酒場とかか、と言うアルベルトにマレーヌが言う。
「わたくし、心当たりがございます」
えっ? 心当たり? と思ったとき、マレーヌが扉の方を振り向き、手を叩いた。
「マテオ、あの者を」
はっ、と扉の向こうから声がする。
マレーヌの腹心の部下にして、屈強なる若きイケメン、マテオが何処からともなく現れた。
彼はその太い腕でメイドの格好をした赤い巻き毛の女を引きずってくる。
「いたたたっ。
なにすんだよっ」
王宮のメイドにあるまじき声を発する女を手で示し、マレーヌは言った。
「どうぞ、この方を王子に」
「この娘は誰なのだ」
とアルベルトが問う。
「影のある女スパイです」
「どこから捕らえてきたっ?」
とアルベルトとふたりで叫んでいた。
そもそも、何処にいるんだ、そんな女」
酒場とかか、と言うアルベルトにマレーヌが言う。
「わたくし、心当たりがございます」
えっ? 心当たり? と思ったとき、マレーヌが扉の方を振り向き、手を叩いた。
「マテオ、あの者を」
はっ、と扉の向こうから声がする。
マレーヌの腹心の部下にして、屈強なる若きイケメン、マテオが何処からともなく現れた。
彼はその太い腕でメイドの格好をした赤い巻き毛の女を引きずってくる。
「いたたたっ。
なにすんだよっ」
王宮のメイドにあるまじき声を発する女を手で示し、マレーヌは言った。
「どうぞ、この方を王子に」
「この娘は誰なのだ」
とアルベルトが問う。
「影のある女スパイです」
「どこから捕らえてきたっ?」
とアルベルトとふたりで叫んでいた。



